移行(コンバージョン/マイグレーション)事例概要(8)

富士通・FSP→i5/OS

OS
FSP→i5/OS (OS/400 V5.4)
OLTP
AIM→対話型
DBMS
AIM/RDB・VSAM→DB2
使用言語
COBOL→COBOL
CLIST→CL
プログラム本数
オンライン・COBOL(600本)
バッチ・COBOL(1600本)
CLIST(2000本)
TABLE(150本)
工期
本体10ヶ月
工数
45人月(テスト主体はお客様)
概要
AIM・COBOLやバッチ・COBOLをILE/COBOL化する。
テスト主体がお客様のためAIM、FSPの処理形態により近い形で変換する必要があった。そのためO/L用のAPI(サブルーチン)とCLISTで使用しているコマンドと同等のCL、コマンドを作って提供した。帳票はSVFを使用して他社が対応。ファイル変換はお客様担当。
当初は別の会社が調査、移行提案をしており何社目かで弊社が紹介された時には既にC/O迄1年を切っていた。他社の提案で失敗していた上に弊社を紹介して頂いた時期が遅かったようで、提案元に不信感を持たれていたお客様は弊社の提案内容を見てもAIMの処理は特殊だと弊社提供のAPIを認めようとはされなかったが、お客様のプログラムを借りて根気よく何度かデモを実施した結果ようやくご理解を頂くことができた。テストに際してはお客様にi5/OSの分かる要員を確保して頂いた。当初i5/OSの要員は処理内容がよく分からないため内容を聞きながらテストされていたため大変苦労しておられたが、処理内容の分かるXSP側の要員にも加わって頂くようになってからは順調にテスト実施できるようになっていった。
C/O後O/Lとバッチの間でのファイルロック(バッチ更新中はO/L処理で同じファイルを更新しようとしたら異常終了させる)の仕組が必要な事が分かり追加対応した。(ロック対象の設定やバッチ処理への対象組込みはお客様サイドで実施)

注釈

i5/OS
SYSTEM−i(AS/400)で動くOS