移行(コンバージョン/マイグレーション)事例概要(5)

日立VOS3→i5/OS

OS
VOS3→i5/OS(V5.2)
OLTP
DCCM3→対話型
DBMS
PDMU
RDB→DB2
使用言語
COBOL→COBOL
KCORAL(CANOAID)→COBOL
JCL→CL
ASM→COBOL
プログラム本数
O/L・ COBOL(1200本)
KCORAL(300本)
バッチ・COBOL(2700本)
KCORAL(200本)
工期
本体17ヶ月
工数
165人月
概要
日立OS下で稼動のCOBOL、KCORAL(CANOAID)をILE/COBOL化する。
JCLコンバータ、O/Lコンバータ共に弊社製を使用して貰えず、先に提案活動をしていた他社製を使うことになったが、その会社でツールをチューニングできる要員がいなかったため手作業の多い移行となった。CANOAID変換は弊社ツールを提案し了承して頂いた。(当時の変換率は80%程度だったが現在は改良済)。
VOS3やIBM・z/OS系ではスプール出力をリダイレクションするのはJCLで簡単に指定できるが当時の変換ツールでは困難だったため、i5/OS のスプールを直接読むプログラムを開発した。(i5/OS のスプールは独自の形式、圧縮仕様になっている)
O/Lも先の理由から他社製の擬似DCCMと言う手法を取入れた。(操作性、保守性を考慮して弊社APIを強く推すべきであった)

注釈

i5/OS
SYSTEM−i(AS/400)で動くOS